「事故に遭遇する。かもしれない・・」これが最大のリスクです。事故とは、対人・対物だけでなく、対野生動物も視野に入れる必要があります。大自然の中を走る高速道路やハイウェイでは、突然大きな鹿が道路わきから飛び出して来ることがしばしば起こります。コンシェルジュはこの３０年間に、レンタカーを運転中に不幸にも野生動物を殺してしまった方や、車との事故に合ってしまった方々の事後処理を年に数回のペースでお手伝いしてきました。そういうリスクは負うことになります。

レンタカーをするかどうかを迷っている方は次の質問に自答してみてください。
万が一事故に遭ってしまったと仮定して、
１）ラスベガスの滞在を延長することはできるか？
２）警察、相手方、保険屋、レンタカー屋とのやり取りを英語でできるか？（または通訳を雇えるか？）
という２問です。
また、事故に合わないためには、
３）運転技術と危険予知能力に自信があるか？
という点も考えてみてください。これらを総合的に判断し、ご自身の判断で決めていただきたいと思います。（危険予知能力とは？は下で説明）

また、不本意にも自分に過失があるとされ、相手方に怪我がある場合は、訴訟に発展するケースが多いことも大きなリスクです。

これらのリスクを承知し、少なくとも一緒に行かれる方の間で話し合うことはもちろん、万が一の場合に渡米する可能性のあるご家族の方々とも話し合って決断することが大切です。（万が一事故にあってしまった場合にはどうなるのか？は下で説明）

リスクが大きいと感じられる場合には、ラスベガス発オプショナルツアーに参加することをお勧めします。

決して脅すつもりはありません。「知らなかった」ことによる後悔を防ぐために述べさせていただいています。

アメリカ本土は全般的に車線数が多い道路・フリーウェイが多く、右側通行のため、日本やハワイとは違った種類の事故が起きるので、アメリカ本土に合った危険予知能力が要求されます。120キロの巡行速度や、急加速、急ブレーキが多いことなどを始めとして、異なる点が多数存在します。実際にどんな事故が起こりうるのか？参考になりそうなビデオをYouTubeにて探し出しましたので、ご興味のある方はご参照ください。事故が起きる前に、どんな事故につながるのかを言い当てる能力が、危険予知能力です。
アメリカのやばい交通事故集!!!

もちろん、誰もが最初は初心者で経験を積まなくては危険予知能力は身につきませんが、ご旅行中にそれをすべきか？という問いです。

まずは、怪我人がいるかどうか、負傷者への対応が重要です。怪我人がいなくても保険を利用するためには、事故証明（Police Report)が必要ですので、911への連絡する必要があります。相手方の損害が少ない場合、事故の経歴を避けようと示談を申し込まれることがありますが、お勧めできません。また警察が来るまで、相手方にも現場にいるように説得が必要なこともしばしばあります。
事故があった場合、どんな手続きが必要なのかを体験談として書いているブログ記事を見つけましたので、ご参考までにリンクしておきます。
アメリカの交通事故体験談 ストレスな事故処理と手続き